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第14弾 2024年3月24日

認知症と共生する 医療介護連携

健康都市宣言をしている藤沢市

去る2010年に藤沢市は健康都市宣言をしました。もちろん健康であることは大変喜ばしいことですが、果たして、藤沢市がその文字通りの年なのでしょうか。一つのバロメーターとしてよく掲げられる、要介護認定度ですが、65歳以上の高齢者のなかで介護認定を受けている人の割合を出した数値。これを見ても、藤沢市は県平均よりも高い状況です。埼玉県和光市は以前はかなり高い数値でしたが、様々な働き掛けや努力によって、10%程度をキープしております。そうです、市を上げてやれば出来ることを藤沢でも実践していきましょう。

 

認知症基本法がスタート

今年の1月からこの法律が施行されました。認知症のキーワードは共生社会です。認知症への理解を深めて、認知症の人とともに暮らす共生の意識をしっかり根付かせていくことが大切になります。また認知症を支える現役世代が仕事との両立を果たせるように、企業側への理解と働き掛けもしていかねばなりません。法の精神に則り、何より地域社会としての連携をはかっていくべきでしょう。

 


認知症と生活習慣

申すまでもなく、認知症と生活習慣とでは密接な関係があります。例えば、歯の手入れを怠ると、歯周病菌が血流を通じて脳に侵入し、慢性的な炎症を起こすことになります。また、深夜までテレビを見て夜更かしをすると、アミロイドβというアルツハイマー病の原因となる物質が脳に蓄積されていきます。

そして浴室や台所がカビだらけですと、その毒素が体内に蓄積されていきます。これらどれを取っても、認知症を引き起こす要因であることは立証済みですので、まずは予防策が不可欠となります。

 

ユマニチュードの実践

ユマニチュードとは人間らしさを取り戻すと言う意味を持つフランス語の造語です。その人の持つ能力を奪わないための工夫として、見る、話す、触れる、立つことを柱にして、ケアする人と受ける人との良好な人間関係を続けて行けるよう働きかけます。今では各自治体が、市民向けの講座を開催したり、専門職や家族が実践できるよう講習したりして、普及に努めていますので、何より市内でも促進すべきです。

 


地域包括ケアシステムの構築

いまでは地域包括支援センターの下で、いろいろな地域間との連携が取れるよう仕組みつくりが進んでおります。2025年を目途にして、地域包括ケアシステムを構築すべく鋭意努力している最中でして、それぞれの地域事情に合った、医療、介護、予防、住まい、生活支援など一体的に提供できる体制が求められております。

 

医療と介護の連携強化

色々指摘されていることですが、未だに病院から介護施設への移行時の手続きの煩雑さや、情報伝達の不備が見られます。なるべく医療機関と介護サービス機関が情報を共有して、一貫したケアプランが作成できれば、病気の早期発見や治療、および介護予防の恩恵を受けやすくなります。またそれにより、不必要な医療サービスを省いたり、効果的なリソースを配分することに繋がります。

 


第13弾 2024年3月16日

藤沢市民病院

市内でも最も大きな総合病院。県による災害拠点病院として指定され、災害時にはなくてはならない医療機関である。ただ、不測の事態が発生した場合、この病院に駆け付けつけことのできる医師および看護師は、あくまで首都圏の平均値だが、発災後6時間以内ではそれぞれ36%および45%という割合に留まる。初動体制のあり方が問われる中、平時より常に他の医療機関との連携を確認し合っていく必要がある。

 

メルシャン藤沢工場

藤沢市におけるワインの生産量は日本一である。この事実を知る市民は少数で、何より「藤沢ってどんな街」と問われた場合、江の島というシンボルはあるものの、他に紹介できるものが少ないのが現状である。そこで市のブランド力を上げる意味でも、ワイン文化を育みながら、メルシャンをはじめとする様々なワインの話題性を高めていければ良いと願っている。さらに藤沢産ブドウの新種「メイヴ」が発見されこれから広く栽培が始るようなので、これも巻き込んでいければさらに盛り上がっていくこと間違いなしである。

 


藤沢産のコメで地酒

ここは稲荷地区。市内で稲作を行っている限られたエリアでも代表的な場所。今までも地酒のブームが見られるが、昨年来、当地のコメを原料に熊沢酒造さんの協力も得て、地酒作りが本格的に始まった。市内の酒店やコンビニ・スーパーにて販売中なので、その手軽さも好評である。

 

大庭親水公園

ここは我々のボランティア団体「エシカリングCLUB」が月に1度、引地川沿いのクリーン活動を行っている場所。また地域の憩いの場所として、休日および平日問わず、散策を楽しむ人や子ども連れの人たちで賑わっている。また桜の名所として、これからのシーズンは多くの市民でごった返すであろう。ただ駐車場が限られているのが玉に瑕。来るならば早めの時間帯がおススメ。

 


今田の遊水地公園

当地は県立の公園として指定されており、境川を挟んで横浜市の下飯田地区および俣野地区にまたがって遊水地が広がっている。かつて度々この河川も氾濫した経過があって、10年の歳月を経てこの公園が完成した。大雨の際にはここに溜めこむことになるが、平時はビオトープとして、多くの生物が生息する。野鳥の観察もできるので気軽にお出掛け願いたし。

 

湘南台駅地下のアートスクエア

湘南台駅は小田急線はじめ相鉄線、市営地下鉄線が集結する拠点的な場所。それらが地下で繋がっているので、以前よりこの地下空間の活用が課題となっていた。地域の献身的な協力と活動によって、今では事あるごとに、このスペースを使ってイベントが開催される。撮影日は3日間に亘り、湘南台地区にて活動している芸術家の作品の展示および上映会、そしてトークショーが行われていた。

 


第12弾 2024年2月25日

能登半島地震(大地震災害)

避難所におけるTKB48

発災後、日常生活とかけ離れた避難所生活を強いられた場合。始めは学校や公民館での雑魚寝、冷たい食事はやむを得ないとしても、災害関連死は絶対に防がなければなりません。その他、車中泊でも顕在化しておりますので、避難所における、①質の高いトイレ、②キッチン、③ベットを48時間以内に整備する必要性があります。仮設トイレの7割は和式ですので、様式にチェンジ。また断水時のマンホールトイレの整備も進めるべきです。またイタリアなどでは、被災した場合に周辺自治体からキッチンカーが駆け付ける体制が整っておりますので、これを見習うべきでしょう。そして感染症

を防ぐため、床から30センチ以上の高さのベットが必要となります。

 

災害中間支援組織を機能

東北大震災以降、災害発生時の連携体制の受け皿として、中間支援組織は一応あるものの、活動機会が少なく県や自治体との情報共有がうまくいっていないのが現状です。①屋根のブルシート張り、②重機を使った災害ゴミの撤去、③避難所運営のノウハウを持つNPOがいても、相変わらず、土地勘のない場所での活動は限定的になり、力を発揮できていないので、再度、災害中間支援組織の育成および機能強化を求めていかねばなりません。

 


遠隔医療

オンライン診療については、初診から保険適用が可能です。したがって発災後、速やかに通信障害を解消させる手立てを講じ、避難所におけるプライバシーを保ちながら診療やケアを受けることのできるスペースの確保が必要となります。また、避難所に専用の端末や担当者を配置して、地域の医療機関と結べる誰でも利用できる仕組みつくりが不可欠ですので、平時から役割分担を体系化して、訓練を重ねていくことが求められます。

 

災害ごみ処理

石川県内の全倒壊や一部損壊の住宅は3万棟を超えております。原則、倒壊した家屋のがれきや瓦、使えなくなった家具や家電という災害廃棄物は、自治体と国が連携しながら処理することになっております。ただ、今回の大地震でも県内で80万トン以上の災害ゴミが発生し、とりわけ珠洲市は64年分の廃棄量となっております。廃棄物の処理は、復旧作業や被災者の生活再建に不可欠ですので、発生前から連携してくれる自治体を決めるなど、国主導で広域連携の整備を進めなければなりません。

 

 


ドローン

ドローンは今まで、発災時の現地調査では使われてきたが、今回は孤立集落への薬や日用品を届ける役割も担ってくれました。能登半島では道路が寸断されてしまし、なかなか孤立集落への支援が滞ってしまう弊害が目立ちましたし、国が本格的に現地に入れたのが発災後4日間経過してからでした。災害対応の場面や段階に応じて、ドローン活用につき自治体や事業者と事前に体制を検討すべきですし、上空から得られた情報を関係機関が共有し、的確な支援や復旧作業に生かせるような仕組み作りが求められてきます。

 

住宅支援と確保

今回も寒い時期と重なって、避難所における感染症が拡大しており、早期に2次避難場所へ移動させる必要性がありました。被災者は住み慣れた地域近くで、仮設に入居することを望むのは当然ですし、地元の絆を維持し孤立を生ませないよう、その繋がりに配慮した住宅の支援策は必須事項です。 

ただ、用地の確保が困難な場合もありますので、移動式仮設住宅であるトレーラーハウスや、空き家の活用も視野に入れていくべきでしょう。何より、元の生活に戻れる見通しを行政が示し、集落ごとに職員を配置して、復旧の進捗情報が住民に届くよう連携を取る必要があります。

 


災害に強い街づくり

石川県における老朽化する水道管の耐震化率はわずか37%程度。そのため能登半島エリアでは、発災後2週間が経過した段階でも5万戸超で断水が続き、今なお2万戸以上で水が通っていません。

首都圏でも、国から指摘されている耐震化しなければならない建築物のうち、耐震化率は約40%程度であって、それ以外は震度6以上の揺れで倒壊する危険性があります。その進まない要因として、例えばマンション等区分所有者が多数いる箇所では、合意形成に時間が掛かり過ぎることが挙げられます。したがって、その調整を担うコーディネーターの派遣に支援をすべきでしょうし、何より今一度、官民が一体となって災害に強い街づくりを個々に考案していかねばなりません。

 

 


第11弾 2024年2月10日

ふじさわ宿交流館

藤沢は東海道五十三次の6番目の宿場町です。沿道には多くの旅籠やお店が立ち並び、賑わい豊かな街が形成されました。そんな昔風情を再現し、また後世に伝えていくための「ふじさわ宿交流館」があります。東海道五十三次や藤沢宿に関する様々な資料を展示したり、講演やワークショップなども開催したりしています。また歴史散歩やウォーキングで訪れる方などが気軽に立ち寄り休憩が出来る場でもあります。

 

遊行寺

正式名称は、藤澤山 無量光院 清浄光寺(とうたくさん むりょうこういん しょうじょうこうじ)です。歴史の授業でも勉強した鎌倉時代、一遍上人によって時宗が世に広められましたが、実際には四代の呑海上人が開きそれ以来、遊行上人が住まわれるお寺として「遊行寺(ゆぎょうじ)」の名で親しまれています。広い境内では、その都度、地域の行事が開催されたり、昨年11月にはアフリカのイベントも行われました。

 


白旗神社

 藤沢には数多くの神社がありますが、白旗神社は格別な形で存在しております。なぜなら義経と弁慶の首がここに祀られてとされているからです。そもそも白旗が源氏の旗であったことから、源頼朝は白旗明神としてこの神社に祀るようにと指示しました。こうして義経公を神様として祀ることとなり、のちに白旗神社と呼ばれるようになりました。私も神輿の会に所属しており、夏は盛大に祭りが執り行われます。

 

 

グリーンハウ

 昭和初期の時代、現在の神奈川県スポーツセンターに位置する周辺はごフル場であったことを知る人も多くありません。ゴルフ場は僅か11年間しか経営されませんでしたが、その面影を残すのがクラブハウスであった、通称「グリーンハウス」という建物。私が高校サッカー部時代、宿泊もした記憶がありますが、今でも保存活動が続いております。見学ツアーもありますので、是非ご参加下さい。

 


大庭城址公園

 大庭城は大庭景親の父が築城したと言われており、鎌倉時代から戦国時代の北条早雲に滅ぼされるまで存在した軍事拠点でありました。今ではお堀跡が発掘調査でいろいろ見つかっており、貴重な文化遺産として残すことが求められております。公園内の桜は見ごたえがあり、春の時期には多くの見物客が訪れますが、何しろ駐車スペースが狭いので、今後こうした観光資源を守りながら周辺環境にも配慮した街作りが求められます。